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NHK退職 近江友里恵さん「変わるアナウンサー像のはざまで」/下

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インタビューに答える元NHKアナウンサーの近江友里恵さん=東京都千代田区で2021年3月20日、竹内紀臣撮影
インタビューに答える元NHKアナウンサーの近江友里恵さん=東京都千代田区で2021年3月20日、竹内紀臣撮影

 NHKのアナウンサーを辞め、もう一つの夢だった「街づくり」の仕事に関わることを選んだ近江友里恵さん(32)。毎日新聞の取材に対し、街づくりへの思いを切々と語ってくれた内容を前編では伝えた。続く後編は、転職を選んだ背景にある、テレビ出演への複雑な思いを中心にお届けする。「第1希望」だったNHKに入局し、看板アナウンサーとして将来を嘱望されていた近江さんが転職するに至ったもう一つの訳を聞いた。【佐々本浩材】

定年まで続けるのが簡単な世の中ではなくなった

 前編で伝えた通り、近江さんは不動産開発事業を多角的に展開するトップカンパニー、三井不動産に4月1日付で転職し、再出発のスタートを切った。情報番組「あさイチ」(月~金曜午前8時15分)のキャスターを務め、NHKの朝の顔として活躍していた近江さんだが、最近は積極的にテレビに出続けたいとは思えなくなっていたと明かす。

 「転職を決めた一番の理由は、NHKでニュース番組、『ブラタモリ』『あさイチ』を担当し、アナウンサーとしてやり切ったという自負があるからです。そして…

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