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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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東海大相模の絶対的エース石田 背中で投手陣けん引 選抜高校野球

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準決勝で天理を完封した東海大相模の石田隼都投手=阪神甲子園球場で2021年3月31日、藤井達也撮影 拡大
準決勝で天理を完封した東海大相模の石田隼都投手=阪神甲子園球場で2021年3月31日、藤井達也撮影

 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の決勝は1日午後0時半、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場でプレーボール。10年ぶり3回目の優勝を狙う東海大相模(神奈川)、春夏通じて初の全国制覇に挑む明豊(大分)は共に、プロ注目の絶対的エースを擁する学校が敗退する中、分厚い投手陣を生かして勝ち上がってきた。新型コロナウイルスの感染拡大で大会中止となった2020年を経た2年ぶりのセンバツで頂点を争う。【荻野公一】

 31日の準決勝、天理(奈良)戦。最後の打者を三振に打ち取ると、笑顔で大きくガッツポーズ。マウンド上でグラブをたたいて2回、3回と跳びはねた。東海大相模(神奈川)のエース石田隼都(いした・はやと)投手(3年)は被安打3、15奪三振と圧巻のピッチングで2試合連続の完封勝利。決勝までの全4試合26回を投げ無失点43奪三振の快投だ。

 1回戦の東海大甲府(山梨)戦は同点の緊迫した場面の九回からリリーフ。相手に得点を許さず、延長十一回の仲間の勝ち越し打につなげた。2回戦の鳥取城北(鳥取)戦でも五回からのリリーフ。無四球の安定したピッチングで1点を守り切った。満を持して先発登板した準々決勝の福岡大大濠(福岡)戦では14奪三振で完封。6回を3者凡退に抑え、三塁を踏ませなかった。

 183センチの長身から放たれる球にバットが次々と空を切る。キレのある直球や変化球をからめたテンポのいい投球で、相手にリズムをつかませない。奪三振が多いことについて「ツーストライクに追い込んでからの低めの変化球や外の真っすぐをしっかり投げ切れている」と自ら分析。バッテリーを組む小島大河捕手(同)は「真っすぐのキレがよく、真っすぐの軌道から曲がる変化球があるからそれがいい」と話す。

 自他共に認める負けず嫌い。突き動かしてきたのは、秋季関東大会2回戦、東海大甲府(山梨)戦で敗れたことだ。あとアウト二つに迫った九回裏の連打でサヨナラ負けを喫し、冬の間にランニングでの下半身強化や食への取り組み強化をして体を作り上げてきた。

 投手陣も石田投手の存在と共に成長してきた。昨年の秋季大会では石田投手が9試合中7試合で先発してきたが、今大会は公式戦でほとんど登板がなかった石川永稀投手(同)や求航太郎投手(2年)のリリーフに回る試合もあり、3人の投手で4試合1失点に抑えてきた。門馬敬治監督は「冬の間、練習で石田が一番ブルペンで投げるから、ほかの選手もついていかざるをえないというか。いい効果を出してくれる」と話す。

 1年生の夏、2年生のセンバツ交流試合と2度の甲子園経験がある石田投手は他の投手にマウンド上での心構えなどを伝えてきた。石川投手は「後ろに石田がいてくれる。アドバイスで投げやすい環境を作ってくれた」と感謝。石田投手も「自分の分まで投げてくれるのはうれしいし、頼りになる」と信頼する。

 3度目の甲子園となる今大会は「試合を多く経験し、落ち着けている」と自身で評価する。一方でマウンド上で大きくガッツポーズをするなど気迫がこもった、チームを鼓舞する様子も多く見られる。門馬監督は「技術だけでなく精神面でも中心選手になってきた。そこにみんながつながる意識のチームになってきた」と成長を実感する。石田投手は「日本一を目標にやってきた。しっかり勝てる準備をしたい」。悲願の日本一まであと一つだ。【宮島麻実】

決勝戦もライブ中継

 公式サイト「センバツLIVE!」では、決勝もライブ中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。

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