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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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東海大相模10年ぶりV 明豊にサヨナラ 選抜高校野球

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サヨナラで優勝を決め、グラウンドで抱き合って喜ぶ東海大相模の選手たち=阪神甲子園球場で2021年4月1日、津村豊和撮影 拡大
サヨナラで優勝を決め、グラウンドで抱き合って喜ぶ東海大相模の選手たち=阪神甲子園球場で2021年4月1日、津村豊和撮影

 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は最終日の1日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、2年連続12回目出場の東海大相模(神奈川)が、3年連続5回目出場の明豊(大分)を3―2で破り、第83回大会(2011年)以来10年ぶり3回目の優勝を果たした。優勝回数は、ともに愛知の東邦、中京大中京に次ぐ3位タイ。春夏通算では5回目の優勝で6位タイとなった。神奈川県勢の春制覇は7回目で、並んでいた兵庫を引き離し単独3位。春夏通算では14回目の優勝。

 1999年に就任した門馬敬治監督(51)は、監督として春通算20勝に到達。3回目のセンバツ制覇も最多に並んだ。

 明豊は春夏通じて初の決勝だったが、第39回大会(67年)の津久見以来54年ぶり2回目の大分県勢の優勝はならなかった。

 新型コロナウイルスの影響で前回大会は中止で、今大会は2年ぶりの開催。観客上限は1試合1万人に設定され、出場校限定となるアルプス席は1チーム1000人を上限に試合ごとに入れ替えて実施された。

【明豊-東海大相模】六回から登板した東海大相模の石田=阪神甲子園球場で2021年4月1日、山崎一輝撮影 拡大
【明豊-東海大相模】六回から登板した東海大相模の石田=阪神甲子園球場で2021年4月1日、山崎一輝撮影

東海大相模のエース・石田が好救援

 東海大相模がサヨナラ勝ちした。1点を追う五回に小平と求の二塁打で同点とし、九回は深谷のバント安打を皮切りに犠打、申告敬遠、四球で1死満塁とし、小島が決勝の遊撃強襲安打を放った。先発・石川から求につなぎ、最後は六回途中から登板のエース石田が無失点で締めた。明豊は先行したが、五回以降は再三の好機を生かせなかった。

東海大相模・門馬敬治監督

 攻守とも押されっぱなしだった。途中からは、技術的なことより気持ちで押し返せと言っていた。(サヨナラ打の小島には)チームのテーマの「つなぐ」を最後まで貫き通そうと伝えた。

東海大相模・門馬功外野手

 (主将代行を務め)皆が少しずつ(急性胃腸炎で欠場した主将の)大塚の不在をカバーしようとチームのまとまりが出た。(父・門馬敬治監督と優勝)お父さんを日本一にしたことは自分にしか味わえない。素直にうれしい。

東海大相模・石川永稀投手

 先発は今日の朝に言われた。明豊は芯で捉える打者が多く投げにくかった。コースを狙い過ぎて四球も多くなって悔しい。一つでも多くアウトを取って後ろにつなごうと思い投げた。

東海大相模

 1963年創立の私立校で、野球部も同年創部。主なOBに原辰徳・巨人監督、柔道五輪金メダリストの山下泰裕氏ら。

明豊・川崎絢平監督

 前半にあと1、2点入っていれば。(過去最高の)ベスト4から二つ上がって優勝したかったが、階段は一つ一つしか上がれないのだなと思った。これからもやってきたことを積み上げていく。

明豊・京本真投手

 (サヨナラ打を打たれたのは)高めの直球で失投だった。後悔している。相手の方が気合が上回っていた。4試合に投げたが納得できる投球は一度もなかった。体が細いので強くしたい。

東海大相模、センバツ優勝回数で3位タイ

 東海大相模が決勝で明豊に勝って優勝回数を3回に伸ばし、学校別大会優勝回数で3位タイとなった。1位は東邦(愛知)、2位は中京大中京(愛知)。

神奈川勢がセンバツ優勝回数で単独3位

 神奈川勢は優勝回数を7回に伸ばし、都道府県別優勝回数で、愛知と大阪の11回に続く単独3位となった。また春夏通算での優勝回数も14回となり、こちらも大阪の25回、愛知の19回に続く単独3位となった。

門馬監督がセンバツ優勝回数1位タイ

 門馬敬治監督のセンバツ優勝回数は監督別優勝回数で1位の3回になり、尾藤公氏(箕島)、中村順司氏(PL学園)、渡辺元智氏(横浜)、西谷浩一監督(大阪桐蔭)に並んだ。2015年夏の選手権を制しており、春夏通算の優勝回数は4位の4回で、尾藤氏に並んだ。春夏通算の優勝回数1位は西谷監督の7回。

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