新型コロナ 知のインフラ、守る工夫 図書館に本の除菌機や電子書籍、導入増

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福岡県立図書館に設置されている「本の除菌機」=福岡市東区で2021年2月19日、田鍋公也撮影
福岡県立図書館に設置されている「本の除菌機」=福岡市東区で2021年2月19日、田鍋公也撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大が長期化するなか、本を除菌する機械を導入したり、電子書籍の貸し出しを始めたりする公共図書館が増えてきた。本を介した感染を心配する利用者が安心して読書を楽しめるようにするための工夫だが、そもそも図書館の本で感染が広がることはあるのだろうか。

 電子レンジのようなケースの中に本を縦に置き、スタートボタンを押すと青い光が見えた。福岡県立図書館(福岡市)に設置されている図書除菌機は、本に紫外線と消臭抗菌剤を当て、ページとページの間に挟まれたほこりなどを風で飛ばす機械だ。セルフ式で所要時間は約30秒。同時に最大6冊除菌でき、担当者は「ウイルスを気にする人にお勧めしたい」と話す。

 県立図書館は新型コロナの「第1波」が広がった2020年2月28日~5月18日に臨時休館。翌日からの再開に当たって、来館者の体温を計測するサーモグラフィーカメラや消毒液を設置したほか、滞在時間も2時間以内に制限するなど感染対策を徹底した。それでも、不特定多数の人が触れる本を手にすることに不安を持つ利用者がいるため、今年1月、1台約90万円で除菌機を4台導入した。

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