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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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センバツ高校野球 東海大相模、令和初V 万雷の拍手、降り注ぐ(その2止) /神奈川

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優勝が決まり、アルプス席で喜びを爆発させる東海大相模の野球部員ら=阪神甲子園球場で2021年4月1日、中田敦子撮影 拡大
優勝が決まり、アルプス席で喜びを爆発させる東海大相模の野球部員ら=阪神甲子園球場で2021年4月1日、中田敦子撮影

快晴、劇的 2時間9分

 突き抜けるような快晴の下、アルプス席には黄色いポンポンを手にしたチアガールや青いメガホンを持った野球部員や保護者ら約400人が集結した。劇的なサヨナラ打までの2時間9分、グラウンドの選手たちにエールを送り続けた。

メガホンをたたいて優勝を祝福する東海大相模の選手の保護者ら=阪神甲子園球場で2021年4月1日、中田敦子撮影 拡大
メガホンをたたいて優勝を祝福する東海大相模の選手の保護者ら=阪神甲子園球場で2021年4月1日、中田敦子撮影

 五回裏に求航太郎の適時二塁打で同点に追いつくと、父の建臣さん(53)は「緊張でプレーを見られなかったが、よくやってくれた」と満面の笑みを見せた。グラウンドには録音されたブラスバンド部の「サンバと喜びの歌」が流れた。

 同点のまま九回に突入し、さらにボルテージが上がった。応援委員会のチアとして参加した棚橋ゆいさん(3年)は「みんなで日本一を取ってほしい」と目を潤ませていた。

 小島大河(同)のサヨナラ打に、アルプス席は歓喜の声と涙で包まれた。父の真路(まさみち)さん(50)は「みんながつないでくれたチャンスを生かしてくれた」と目を赤くした。

 試合後、アルプス席に一礼する選手たちに惜しみない拍手が送られた。

すし店主も祝福

「優勝」の文字を用意し、テレビで東海大相模を応援するすし屋「六ちゃん」の紅林秋男さん=神奈川県相模原市南区で2021年4月1日、小出禎樹撮影 拡大
「優勝」の文字を用意し、テレビで東海大相模を応援するすし屋「六ちゃん」の紅林秋男さん=神奈川県相模原市南区で2021年4月1日、小出禎樹撮影

 ○…東海大相模野球部員がよく訪れる相模原市南区のすし屋「六ちゃん」の店主、紅林(くればやし)秋男さん(77)は、優勝に「ただただうれしい。よく頑張った」と喜んだ。いつもは甲子園に応援に行くが、新型コロナウイルスの影響で今回は断念。店のテレビで劇的なサヨナラ勝ちを見届けた。店の窓に貼られた「甲子園出場おめでとう」の文字を「甲子園優勝おめでとう」に入れ替えた。普段から部員には3倍の量の酢飯を使った「おまかせ丼」を出しているが、「活躍した連中には今度サービスしないとな」と顔をほころばせた。

監督の家族が応援

電光掲示板に映った東海大相模の校歌を見つめる門馬七美枝さん(左)と花さん=阪神甲子園球場で2021年4月1日、隈元悠太撮影 拡大
電光掲示板に映った東海大相模の校歌を見つめる門馬七美枝さん(左)と花さん=阪神甲子園球場で2021年4月1日、隈元悠太撮影

 〇…東海大相模のアルプス席では、門馬敬治監督の妻七美枝さん(52)と元野球部マネジャーで長女の花さん(19)が選手たちの活躍を見守った。野球部の寮で生活する一家は、選手たちと寝食を共にしているため距離も近い。花さんが決勝前に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で監督に「楽しんで頑張ってください」とメッセージを送ると「ありがとう頑張ってくるよ」と返信があったという。優勝が決まり、電光掲示板に映された校歌を見つめながら花さんは「優勝の場に立たせてもらって感謝しかない。夏の甲子園にもぜひ連れてきてほしい」と涙を浮かべながら話し、七美枝さんは「2日に寮で選手たちを出迎えるのが楽しみ」と声を弾ませた。


昨秋以降の公式戦成績

<県大会>

2回戦  ○ 10―2 座間

3回戦  ○ 13―4 立花学園

準々決勝 ○  6―0 横浜商

準決勝  ○  9―1 横浜

決勝   ○  8―2 鎌倉学園

<関東地区大会>

1回戦 ○ 7―0 石橋

2回戦 ● 1―2 東海大甲府

<センバツ>

1回戦  ○ 3―1 東海大甲府

2回戦  ○ 1―0 鳥取城北

準々決勝 ○ 8―0 福岡大大濠

準決勝  ○ 2―0 天理

決勝   ○ 3―2 明豊

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