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第103回全国高校野球選手権

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第93回選抜高校野球 敦賀気比、夏に向け再スタート 悔い残る不完全燃焼 /福井

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センバツを終えて敦賀に戻り、練習に励む選手たち=福井県敦賀市沓見の敦賀気比高校野球場で、大原翔撮影 拡大
センバツを終えて敦賀に戻り、練習に励む選手たち=福井県敦賀市沓見の敦賀気比高校野球場で、大原翔撮影

一球への集中力が課題 部員全員、一から競争

 第93回選抜高校野球大会の1回戦で常総学院(茨城)にタイブレークの末に敗れた敦賀気比が、夏の甲子園を目指して練習を再開した。控えメンバーの活躍など前向きな要素もあったものの、序盤のミスなどでの失点が響き、不完全燃焼で甲子園を去った選手たち。課題とする一球への集中力を高め、チーム内での競争をてこに夏の大会で飛躍しようと汗を流している。【大原翔】

 コロナ禍で2年ぶりに開催され、スタンドでは声を出して応援できなかった今大会。観客は応援の気持ちを選手に届けようと、野球部員がたたく太鼓に合わせてメガホンを打ち鳴らした。惜しくも敗れたが、選手たちは七回裏から反撃し、延長にもつれ込むなど、応援に応えた。

 3月24日にあった初戦の翌日に敦賀へ戻り、26日から練習を再開。グラウンドでは、ノックでの守備練習や走塁を絡めた打撃練習に精を出し、敗戦の悔しさをぶつけるように真剣な表情で白球を追う選手たちの姿があった。時折笑顔も見られたが、気を張った様子でプレーに集中していた。

 今大会の敦賀気比は、1年の時に夏の甲子園に出場した大島正樹主将(3年)と前川誠太選手(同)以外の選手は甲子園での試合が初めてだった。常総戦では二回、二塁打と2四球で満塁にされると守備のミスや暴投もあって4点を失った。大舞台でのプレッシャーから本来の実力が発揮できず、大島主将は「結果を出す難しさが分かった」と振り返った。この反省を生かし、「練習の時から本番を意識して一つ一つのプレーを大切に、集中して取り組む意識をチーム全体でさらに高めて取り組んでいる」という。

 公式戦初登板ながら好投した本田克選手(3年)、スタメン落ちするも代打出場で3打数2安打1打点と奮起した小西奏思選手(同)の活躍など夏に向けての好材料もあった。しかし、東哲平監督は「負けて良いことは何もない。経験を生かして夏により良い結果を出せるかが重要」と冷静に語る。

 センバツまでは課題だった打撃練習に注力してきたが、春以降は守備練習にもバランスよく時間を割き、ミスで崩れないチームを目指している。東監督は間もなく新1年生が入部することも念頭に、「部員全員を一から競争させ、チームを作り直す。その中で選手たちがどう勝ち上がってくるかを見ていく」と言葉に力を込める。大島主将も「まだまだ力不足。大舞台でも自分たちのプレーができるようになり、結果を出したい」と闘志を燃やしている。

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