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金言

欧州総局長、外信部長などを歴任した小倉孝保論説委員のコラム。

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こんな時に開くなら=小倉孝保

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 新型コロナウイルス感染拡大で不透明感がますます強まる中、東京オリンピックの国内聖火リレーが続いている。過去にも開催が危ぶまれた大会はあった。第二次世界大戦後、初めて開かれたロンドン大会(1948年)である。

 大戦前の五輪はベルリン大会(36年)が最後だった。それに続くはずだった東京(40年)、ロンドン(44年)両大会は、中国や欧州で戦火が拡大したため、開催できなかった。

 大戦中にロンドンはナチス・ドイツによる空爆で荒廃し、英政府の財政は窮迫する。戦争は終わったもののロンドンに五輪を開く余裕はなく、国内には「戦争被害が少なかった米国で開くべきだ」との声が強かった。

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