スエズ運河の座礁事故、損害費用は数千億円も 誰が負担する?

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離礁した後にタグボートにけん引される大型コンテナ船「エバーギブン」=スエズ運河で2021年3月29日(スエズ運河庁提供・AP)
離礁した後にタグボートにけん引される大型コンテナ船「エバーギブン」=スエズ運河で2021年3月29日(スエズ運河庁提供・AP)

 エジプト北東部のスエズ運河で日本企業所有の超大型コンテナ船「エバーギブン」が座礁した事故で、1週間に及んだ救出作業費や通航停止による運河側の損失といった巨額費用を誰が負担するのか注目されている。所有会社の正栄汽船(本社・愛媛県今治市)が船にかけた保険が直接被害分をカバーするとみられるが、原因調査後の決着までには時間がかかりそうだ。

 スエズ運河庁は、今回のエジプト側の損害と救出費の総額は「およそ10億ドル(約1100億円)」(ラビア長官)との見方を示す。救出には十数隻のタグボートや重機が動員され、オランダの専門会社も駆けつけた。

 また、スエズ運河の通航料は大型船で1回数千万円とされ、超大型船の場合は8000万円近く…

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