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「交際禁止」はブラック校則か 退学女子生徒と学校の法廷闘争

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東京地裁などが入る庁舎=東京都千代田区霞が関1で
東京地裁などが入る庁舎=東京都千代田区霞が関1で

 男子生徒との交際を理由に私立高校から退学を迫られたとして、元生徒の女性が、高校側に約370万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。行き過ぎた学校内のルールは「ブラック校則」と呼ばれて社会問題化しているが、訴訟では元生徒と高校の双方が権利をぶつけ合う展開となっている。どういうことなのか。

同級生の「通報」で交際発覚

 元生徒側によると、問題は2019年に起きた。元生徒は6時間目の授業が始まる前の午後2時ごろ、担任から面談室に呼び出しを受け、「同級生の男子生徒と交際しているのではないか」と追及された。

 この私立高は厳しい校則で知られ、「特定の男女間の交際は、生徒の本分と照らし合わせ、禁止する」と定める。高校は、いじめを通報することを想定したスマートフォンのアプリを通じ、校則違反の情報提供を生徒らに求めていた。交際の情報は、同級生からこのアプリを通じて高校側に伝わったようだ。

 元生徒は、学年主任ら複数の教諭から、スマホの中身を見せるよう求められた。抵抗したが、「何もないと言うのなら見せられるだろう」「早く白状しろ」と圧迫され、折れた。スマホからは、交際中の男子生徒の写真が見つかった。…

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