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「まさか、本屋さんをやるなんて思ってもいなかった」
2月下旬の夕暮れ時、JR常磐線・小高駅前の通りを歩きながら、作家の柳美里さん(52)がぽつりとつぶやいた。3年前、福島県南相馬市小高区に書店「フルハウス」を開いた柳さんも、東日本大震災で大きく人生を変えた一人だ。
「後先考えず、とにかく福島を歩いた」
震災発生から約1カ月後の2011年4月21日。柳さんは、東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の南相馬市や同県双葉、大熊両町周辺を歩いた。原発事故の影響で警戒区域に指定される直前だった。「後先のことを考える前に、行動するときが来たと思いました。何ができるんだろうかとい…
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