「さよなら私のクラマー」舞台を知って 埼玉・蕨、アニメ化に期待

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蕨市役所で「さよなら私のクラマー」をPRする声優の島袋美由利さん(左)と頼高英雄市長=埼玉県蕨市提供 拡大
蕨市役所で「さよなら私のクラマー」をPRする声優の島袋美由利さん(左)と頼高英雄市長=埼玉県蕨市提供

 埼玉県蕨市を舞台にした女子サッカー漫画「さよなら私のクラマー」がテレビと映画でアニメ映像化されることに合わせ、同市はアニメの製作委員会と連携して街の知名度アップに乗り出す。作品の原画展をはじめ、さまざまな企画を準備しており、市の担当者は「蕨はほぼ住宅地でアニメの舞台になった記憶はない。この機会に蕨のことを知ってもらえれば」と期待している。【鈴木篤志】

 「さよなら私のクラマー」は月刊少年マガジンに連載されていた人気漫画で、原作は「四月は君の嘘」で知られる新川直司さん。中学校で男子サッカー部を経験し、架空の「蕨青南高校女子サッカー部」で活躍する恩田希が主人公の青春物語には、JR蕨駅周辺や川口蕨陸橋などの風景が随所に登場する。高校生編は4日からTOKYO MXテレビで放映され、中学生編の映画は今夏にも公開予定だ。

 アニメは今や自治体にとって町おこしの重要なコンテンツ。舞台になった場所は「聖地」と呼ばれ、2007年の「らき☆すた」でオープニング映像のモデルに使われた鷲宮町(現久喜市)の鷲宮神社には大勢のファンが訪れた。大ヒットした「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」で描かれた秩父市は聖地巡礼マップを作製し、観光振興につなげた。

 蕨市では、市内商店街と協力してアニメのPRを企画するほか、観光と連動した事業展開を目指す。映画の舞台とされる市立第一中学校にサッカーの応援などで使うビッグフラッグを設置することや、市立歴史民俗資料館でのアニメ原画展を予定しているという。

 3月には主人公役を務める声優の島袋美由利さんが市役所を表敬訪問した。市の担当者は「アニメとともに女子サッカーを応援することで、街に一体感やにぎわいが生まれると思う。関連したイベントともタイアップして盛り上げていきたい」と話した。

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