伊賀や甲賀だけじゃない 真田忍者の活躍紹介 和歌山で企画展

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真田忍者が使った手裏剣などが紹介されている企画展=和歌山県九度山町の「九度山・真田ミュージアム」で2021年4月1日午前9時44分、藤原弘撮影 拡大
真田忍者が使った手裏剣などが紹介されている企画展=和歌山県九度山町の「九度山・真田ミュージアム」で2021年4月1日午前9時44分、藤原弘撮影

 戦国武将・真田幸村(信繁)がテーマの展示施設「九度山・真田ミュージアム」(和歌山県九度山町)で、企画展「真田忍者、参上!」が開かれている。幸村の父・昌幸、祖父・幸隆の真田氏三代にわたる「真田忍者」の活躍に焦点を当て、手裏剣などの道具類や関係資料計約100点を展示している。第1期の展示は7月25日まで。

 忍者や忍術について研究する三重大学人文学部の山田雄司教授が監修する企画展。真田忍者は猿飛佐助、霧隠才蔵が登場する明治~大正の読み物「真田十勇士シリーズ」や、池波正太郎の歴史小説「真田太平記」などで知られる。佐助らは架空とされるがモデルがいたとの説もあり、実際に真田氏は戦国時代に城を構えた群馬県西部・吾妻地域にいた忍者らを情報収集のため活用し、敵に内通者を作るなどしていたという。

 忍者らが使った手裏剣や鎖鎌などをはじめ、吾妻地域の中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」所蔵の道具類が展示されている。昌幸が忍者に与えた働きをたたえる文書の複製なども並べられ、昌幸に仕えた忍者が変装し、攻め入ってきた北条氏の陣地から名馬をだまし取ったエピソードも紹介されている。

 九度山・真田ミュージアムは「真田忍者は、伊賀(三重県)や甲賀(滋賀県)の忍者に比べて知名度が低い。創作の世界だけではなく、実在したことを知ってもらおうと企画した」と説明。会場では、手裏剣の投げ方など忍術を紹介する映像が流され、ゴム製の手裏剣を的に投げる体験コーナーもある。

 高校生以上500円、小中学生250円。月曜日と火曜日休館。第2期日は9月1日~2022年3月27日で、第1期と同一内容。問い合わせは同ミュージアム(0736・54・2727)。【藤原弘】

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