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五輪記者内幕リポート

関係者「疑問が残る3日間」 被災地の聖火リレー

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東京オリンピック聖火リレーの車列で、聖火ランナーより先行して走るスポンサーの車両=福島県いわき市で2021年3月25日午後0時55分、手塚耕一郎撮影
東京オリンピック聖火リレーの車列で、聖火ランナーより先行して走るスポンサーの車両=福島県いわき市で2021年3月25日午後0時55分、手塚耕一郎撮影

 聖火は被災地で歓迎されたのだろうか。3月25日にスタートした東京オリンピックの聖火リレーで、最初の訪問地となった福島県の3日間を取材した。大音量のスポンサー車列、沿道で送られた静かな拍手……。想像していたのとは違う光景を目の当たりにした。

 「復興五輪は表向きの理念ですよ。本当にそう思うなら、菅(義偉)首相も来て被災地へのメッセージを送るべきだと思うんですよね」。ランナー到着前に犬の散歩をしていた焼き肉店経営の鈴木裕佳さん(56)はつぶやいた。東京電力福島第1原発事故で全町避難を余儀なくされた浪江町で聞いた一言だ。

 サッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)で行われた出発式典を取材した後、浪江町のルートに移動した。沿道で聖火リレーを待っていると、真っ赤に装飾されたスポンサー車両が音楽を大音量で響かせながら姿を現した。車両は2階建てのオープンバスで、上からDJ役の男性が「まもなく聖火ランナーが到着します」と叫んでいた。バスの横では数人のスタッフが記念グッズを観覧者に配り歩いた。まるで東京ディズニーランドのパレードさながらだ。

 「へ? こんなのもあるんだね」。沿道で見守った住民らは思わぬ演出に驚いた。車列が通り過ぎ…

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