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総務省は2日、携帯電話の料金プランやスマートフォンなどの携帯端末の選び方のポイントについて、インターネット上でアドバイスする「携帯電話ポータルサイト」を正式スタートさせた。携帯各社が今春から割安な料金プランを一斉に提供しており、利用者に応じた適切な契約を促す狙いがある。
サイトでは、NTTドコモなど大手4社の40%超の利用者が1カ月当たり通信量が20ギガバイト以上のプランを契約しているものの、実際に使用する通信量が20ギガバイトを超えるのは11%にとどまる実態を紹介。大手よりサービス面は劣るものの料金が安い格安スマホ事業者を紹介している。
料金見直しの手順や、端末や電話番号を変えずに契約先を乗り換える方法、中古端末の利点についてもイラスト付きで解説している。
菅義偉内閣は携帯料金の値下げを掲げ、2020年10月に携帯市場の競争環境整備に向けた「アクションプラン」を策定。利用者の理解促進が柱の一つとなっており、同12月に暫定版のサイトを公開していた。総務省は携帯電話通話料の値下げや乗り換え手続きの簡素化に向けた施策を引き続き検討し、利用者負担の軽減を図る方針だ。【村尾哲】