連載

月刊相撲

大相撲の話題をたっぷりお届け。話題の力士のロングインタビューやおかみさんのリレーコラムも。

連載一覧

月刊相撲

「頑張るのは自分」 1年で2度師匠が交代--17歳・吉井

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
12日目、欧勝竜(左)に敗れた吉井=黒川優撮影
12日目、欧勝竜(左)に敗れた吉井=黒川優撮影

 親方の不祥事により、1年で2度の師匠交代を経験した力士がいる。春場所で東幕下21枚目だった吉井(17)=時津風部屋=だ。定年を迎えるなど特別な事情がなければ師事する親方が変わらない角界で、異例の経験を糧に10代で関取昇進を目指す逸材でもある。

 静岡県出身で中学横綱に輝いた実績を持つ吉井は中学卒業後、中川部屋に入門し2019年春場所で初土俵を踏んだ。押し相撲を得意とし、序ノ口から10場所連続で勝ち越し、一気に番付を上げた。昨年11月場所では3連敗した後に4連勝するなど、勝負強さも見せていた。

 しかし、関取が見え始める幕下上位に上がった春場所では、力の差を見せつけられた。初日の1番相撲に勝った後は黒星が並んだ。相手に組み止められ、持ち前の押し相撲に持ち込めない。10日目の5番相撲に敗れ、初の負け越しが決まると「重い荷が下りた感じ。悔しいけど、負け越しをしない人はいない。簡単にはいかない」と受け止めていた。

この記事は有料記事です。

残り362文字(全文769文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集