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関西の大学で教壇に立つ気鋭の研究者4人が交代で時事問題について執筆します。

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「接待」でも負けない自民=飯田健

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 今年は総選挙の年である。衆院議員の任期が満了となる10月21日までには確実に選挙が行われる。菅政権はこれを無事乗り切ることができるのだろうか。

 現在、菅政権は企業による総務省幹部への接待問題で大きな批判を浴びている。また緊急事態宣言を延長したにもかかわらず感染の再拡大が指摘されるなど、コロナ対策もうまくいっているとは言えない。こうしたことから、毎日新聞と社会調査研究センターが実施した3月の世論調査によると、内閣支持率は36%なのに対し、不支持率は55%にも上る。しかしながら、これが必ずしも選挙結果に直結するとは限らない。

 振り返れば、前回衆院選のあった2017年もちょうどこの時期、安倍政権は苦境に立たされていた。その年の2月から3月にかけて、破格の安値での森友学園への国有地売却に安倍晋三首相と昭恵夫人が関与したとの疑惑が国会で取り上げられ、政権は批判を浴びた。同時に加計学園による獣医学部新設への便宜供与疑惑をめぐっても政権は野党から厳しい追及を受けた。その結果、6月の毎日新聞の世論調査では支持率36%に対し、不支…

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