社会交流、少しずつ ひきこもり支援施設開所へ 姫路市 /兵庫

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市から看板を受け取った前川裕司理事長(左)=姫路市呉服町のコムサロン21の事務所で2021年4月2日午前10時32分、後藤奈緒撮影
市から看板を受け取った前川裕司理事長(左)=姫路市呉服町のコムサロン21の事務所で2021年4月2日午前10時32分、後藤奈緒撮影

 姫路市呉服町に、ひきこもりの当事者や家族らが交流できる常設施設「ぷちたぷち」が12日、開所する。市がひきこもりの相談や就労などを支援するNPO法人「コムサロン21」(前川裕司理事長)に業務を委託し、2日に開所式があった。【後藤奈緒】

 2019年度の県の調査で、ひきこもり状態にある人は県内で1790人で、姫路市はこのうち160人いるとされている。

 市は20年度、コムサロン21と当事者らの交流会を計7回開き、関係機関や民間支援団体と課題を検証。当事者らに寄り添った支援をするため、就労支援施設や相談窓口とのネットワーク構築や常設の居場所づくりの必要性が指摘された。

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