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第103回全国高校野球選手権

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第93回選抜高校野球 抽選前倒し、接戦呼ぶ

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 <2021 第93回センバツ高校野球>

 1日に閉幕した第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は、金属バットが導入された第47回大会(1975年)以降で最も遅い開幕13試合目で本塁打が飛び出し、第75回大会(2003年)以来18年ぶりの1桁となる9本塁打だった。打率も前回開催の2年前より1分8厘落ち、2割3分9厘と6大会ぶりの2割3分台となり、「投高打低」が浮き彫りになった。

 要因の一つに好投手が多かったことが挙げられる。優勝した東海大相模(神奈川)はエース左腕・石田が全5試合に登板し2完封を含め計29回3分の1を無失点、45奪三振、2四球と安定していた。4強入りした天理(奈良)の達、中京大中京(愛知)の畔柳、2回戦で敗れた市和歌山・小園ら本格派右腕は注目通りの力を発揮した。準優勝の明豊(大分)は左腕・太田に加え、京本、財原の両右腕で3本柱を形成。トーナメントを勝ち上がるには改めて複数投手の必要性を感じさせると同時に、準々決勝で左翼手・阿南が見せた好捕など全5試合無失策の堅守も躍進を支えた。

 2年ぶりのセンバツ開催に当たり、新型コロナウイルス感染防止対策で出場チームや大会関係者にPCR検査を実施。感染者を出すことなく終えた。一方で、スケジュールを立てやすくするため組み合わせ抽選会を前倒しして2月に実施。試合日まで期間が空き、相手チームの戦力などを十分に把握できたことで1回戦を中心に接戦が相次いだ。常総学院(茨城)―敦賀気比(福井)戦では大会初のタイブレークが実施されるなど延長試合は大会最多に並ぶ7試合を数え、サヨナラは6試合、1点差も13試合に及んだ。

 昨春に1週間500球以内の投球数制限が導入されて初めての甲子園大会だったが、達と畔柳は準々決勝までをほぼ一人で投げ抜いた。準決勝では2人とも先発を回避。達は左脇腹に違和感があり、救援した畔柳も右腕に力が入らなくなり降板した。投球数制限以内でも投手の障害予防に関して検討していく重要性を実感した。【藤田健志】

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