議論呼ぶ「犬山城最古説」 木材年輪幅調査、市長は胸を張るけど

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愛知県犬山市が現存天守のうち最古と発表した犬山城=愛知県犬山市で2021年3月29日午後0時54分、川瀬慎一朗撮影
愛知県犬山市が現存天守のうち最古と発表した犬山城=愛知県犬山市で2021年3月29日午後0時54分、川瀬慎一朗撮影

 国宝犬山城(愛知県犬山市)について、同市が3月に公表した「木材の年輪から1590年ごろに建築され、現存する12天守の中で『最古』だ」とする調査結果が議論を呼んでいる。建築年代を巡っては、それぞれの城に諸説あり、関係者の価値のとらえ方もさまざま。「確実な資料がない以上、年代を特定するのは困難」といった声も上がる中、専門家は「古さの強調ではなく、城が持つ魅力を伝えてほしい」と指摘する。

 犬山市によると、三重4階の犬山城天守の木材39点の年輪を調べ、年輪幅などから伐採年代を特定した。樹皮まで残る1階の柱は1585年、4階の床のはりは88年の伐採と判定し、ほかにも推定85~88年伐採の木材があった。

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