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東京五輪ぶっつけ本番? テスト大会、国際水連が対策批判「中止」

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五輪マーク=東京都新宿区で、小川昌宏撮影
五輪マーク=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は3日、競技会場で運営を確認するテスト大会を約1年ぶりに再開した。準備の追い込みにかかるはずが、テストを兼ねた東京での国際大会は中止の方向に。新型コロナウイルスの第4波も懸念され、開幕に向けては難題が待ち受ける。

やらないと経験や技能つかぬ

 大会組織委員会が主催するテスト大会が再開されようというちょうどその頃、今後の五輪開催が懸念される事態が明らかになった。国際水泳連盟(FINA)は2日、テスト大会を兼ねた飛び込み、アーティスティックスイミングの2大会を含む五輪最終予選の日程を見直すと発表した。英BBC放送(電子版)も同日、FINAが日本政府を「開催に向けて必要な措置を講じなかった」と文書で批判していると報じた。競技関係者によると、感染対策や費用負担でFINAと日本側で折り合わず、東京での五輪最終予選の開催を中止する意向という。

 4月から5月に実施される18のテスト大会のうち、海外選手が参加する可能性があるのは五つだったが、中止が相次げば五輪開催が危ぶまれるだけでなく、開催にこぎ着けても運営準備に課題が残る。海外選手を入れず、日本側だけでテスト大会を開く可能性はあるが、ある政府関係者は「テストすべきは海外選手の受け入れも含めたコロナ対策のはず。これではテストにならない」と顔をしかめた。

 組織委は昨年12月に政府と感染対策の中間整理をまとめるなど机上の検討ばかりが目立つ。組織委主催のテスト大会で海外選手が参加するのは5月9日に国立競技場で開催される陸上競技に限られる。この大会が中止と…

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