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東日本大震災10年/8 再建された岩手・山田正教会 祈りを支えるイコン

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東日本大震災で焼失後、2018年に再建された山田ハリストス正教会
東日本大震災で焼失後、2018年に再建された山田ハリストス正教会

 東日本大震災は東北地方に根付く正教会の施設や信者に大きな被害を与えた。日本に正教会がもたらされたのは160年前。幕末の1861年にロシア人宣教師ニコライが函館に赴任したのが始まりだ。明治新政府軍との戦いに幕府軍として加わった南部藩、仙台藩出身者らが入信し、初期の布教を担ったことから東北各地に浸透していった。日本に64ある正教会のうち、21が東北に集中している。

 三陸海岸の中央に位置する岩手県山田町の山田ハリストス正教会は10年前、地震と津波に耐えたものの直後に発生した大火で全焼。女性信者1人が津波にのまれて犠牲となった。信者の世話役である執事長の白土(しらと)六郎さん(75)は「祈りの場を失い、途方に暮れました」と振り返る。

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