先人が伝える日本の災害 江戸後期からの絵図など150点 東日本大震災10年、京都文化博物館で企画展 /京都

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第1章「京都・大坂の災害史」で展示の焼失範囲を朱で示した絵図。大火ごとに出版され、速報から「本しらべ」をうたうものまで見られる=京都市中京区で、南陽子撮影
第1章「京都・大坂の災害史」で展示の焼失範囲を朱で示した絵図。大火ごとに出版され、速報から「本しらべ」をうたうものまで見られる=京都市中京区で、南陽子撮影

 自然災害が頻発する日本列島に生きる私たちの先人は、惨禍や教訓をどのように伝えてきたのか。京都市中京区の京都文化博物館は、江戸時代後期にさかのぼる約150点の絵図や文書を同館2階で公開している。京都市中でたびたび起きた大火の焼失範囲を示した瓦版も多数展示し、“歴史上の災害”を身近なものにしている。東日本大震災から10年の節目の企画。5月16日まで(4月半ばに展示資料の入れ替えあり)。【南陽子】

 大阪に生まれ、旧同和火災海上保険の初代社長となる広瀬鉞太郎(えつたろう)(1880~1958年)が、1923年の関東大震災をきっかけに15年ほどかけて資料を収集した。大都市だけでなく、地方で起きたさまざまな災害の記録を網羅した1400点余りから成る。過去の活用は限られていたが「日本で最も大規模で重要な災害関係資料群の一つ」とされる。現在はあいおいニッセイ同和損保が受け継ぎ、2018年度に寄託を受…

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