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県は1日、農業用ため池の適正管理を支援する専門部署「ため池サポートセンターやまぐち」を設置した。県内には全国で5番目に多い7912カ所のため池があるが、利用者の減少や高齢化で管理が不十分な箇所が増え、豪雨で決壊するなど防災上の課題となっている。センターによる現地調査や相談対応などで危険箇所の把握や補修など迅速な対応につながることが期待される。【平塚裕介】
ため池は、主に河川が急流で降水量が少ない地域に造られ、全国に約16万カ所あるとされる。多くは江戸時代以前に造られたり、築造年が不明で老朽化したりしているが、近年は利用者の減少や高齢化で補修など管理が難しくなっており、東日本大震災や西日本豪雨では決壊による人的被害も出ている。一方、県内のため池7912カ所のうち、決壊すると人的被害をもたらす可能性が高い「防災重点農業用ため池」は1320カ所あるが、…
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