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フードバンク利用学生、7割が生活苦訴え バイト減り 名城大調査

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名城大のフードバンクで配布された米などの食品=名古屋市天白区の名城大で2021年3月3日(蓑輪明子准教授提供) 拡大
名城大のフードバンクで配布された米などの食品=名古屋市天白区の名城大で2021年3月3日(蓑輪明子准教授提供)

 名城大(名古屋市天白区)の蓑輪明子准教授(女性労働論)が、同大天白キャンパスで開かれたフードバンクを利用した学生を対象にアンケートをした。約7割の学生が生活を「苦しい」と答え、うち6割以上の学生がバイト勤務を減らされており、コロナ禍で学生が困窮している実態が浮き彫りになった。【川瀬慎一朗】

 フードバンクは、不要になった食料などを集めて生活に困った人に無償提供する催し。同大では教職員有志のカンパで3月3日に開催し、学生386人が利用した。

 アンケートにはうち246人が回答した。生活状況について「少し苦しい」35%、「苦しい」15%、「かなり苦しい」17%で、計164人が生活に困っていた。うち104人がバイトのシフトが減り、41人が親など生計維持者の収入が減ったと回答。バイトを解雇された学生も16人いたほか、生計維持者の失業も4人いた。

 自由記述では「結婚式場のバイトのため、働ける機会が減った」のほか、飲食店でのバイト減少の記述が目立った。また、理工学部学生が利用者の約35%を占め、自由記述の内容と併せ、蓑輪准教授は「昼間は大学で実験に追われ、夜しかバイトできない学生が時短営業の影響を大きく受けた」と分析する。

 フードバンクで支援してほしい品物への回答では「米」が半数と最多。「野菜・果物」21%、「飲み物」18%と続いた。蓑輪准教授は「基礎食料を求める学生が多いのは、困窮状態が厳しいことを表している」と話す。

 蓑輪准教授は「思った以上に貧困学生が多いことが分かった。4月以降新学期が始まるのでお金がかかる上、新入生が十分にバイトを見つけられないかもしれない」と懸念する。4月下旬にも再び学内でフードバンクを予定しているという。


フードバンクで求められている上位5品目

(1)米

(2)野菜、果物

(3)飲み物

(4)レトルト食品

(5)カップ麺

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