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多様化するクラスター 屋外、昼、変異株…感染拡大の加速化懸念

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「まん延防止等重点措置」が大阪市などに適用された朝、JR大阪駅周辺を足早に歩く通勤者ら=大阪市北区で2021年4月5日午前8時、猪飼健史撮影
「まん延防止等重点措置」が大阪市などに適用された朝、JR大阪駅周辺を足早に歩く通勤者ら=大阪市北区で2021年4月5日午前8時、猪飼健史撮影

 新型コロナウイルスの感染が急拡大する大阪、兵庫、宮城の1府2県の計6市で「まん延防止等重点措置」の適用が始まった。自治体が講じる措置の中には、飲食店の時短営業だけでなく、カラオケ設備の利用自粛の要請なども加わった。その背景にあるのが、クラスター(感染者集団)の多様化だ。

飲食以外、増える傾向

 重点措置の適用が決まった1日、基本的対処方針分科会の尾身茂会長は記者会見で「コロナの感染(の場)はしょっちゅう変化する。学生のコンパ、人が集まるところ、工場、外国人コミュニティーなど(クラスターは)多様化している」と最近の感染状況の特徴を挙げた。

 各地で飲食店以外のクラスターの報告は増える傾向にある。その一つが、高齢者が中心の昼間のカラオケクラスターだ。福岡県では2月末以降、関連のクラスターが6件報告された。カラオケスナックなどの店舗では、防音のために窓や扉を開け放つのは難しい上に、歌う時は会話する時よりも飛沫(ひまつ)が飛びやすい。同県小郡市で計6人の感染が確認されたクラスターでは、歌う時にはマスクを外し、換気が不十分だったという。

 青森市では3月、賃貸の部屋を仲介する不動産店でクラスターが発生した。県などによると、従業員と利用客8人を含む25人が感染した。同月18日に発熱や倦怠(けんたい)感を訴えた40代の男性客が陽性と判明し、14日間の行動履歴から不動産店が浮上。翌日から従業員らへのPCR検査を始め、クラスターの特定につながった。同店では従業員のマスク着用や換気など感染防止対策を取っていたという。青森市保健所の担当者は「不動産店では間取りを見ながら従業員と客が近い距離で話したり、車に同乗し物件を見に行ったりすることがある。互いに距離を取ることが大事」と呼びかける。

 不特定多数の人が集まる場で、ひとたびクラスターが起こると、一気に感染者は増える。2月に札幌市で開かれた食品関連会社の物販イベントで起きたクラスターは、参加者42人中67%に上る28人に感染が広がった。イベント開催のために北海道の外から訪れた人も感…

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