池江璃花子、驚異の回復 専門医やアスリートの心を震わせたもの
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白血病で長期療養していた競泳女子の池江璃花子選手(20)=ルネサンス=が4日、日本選手権100メートルバタフライで優勝し、メドレーリレーの東京オリンピック代表に決まった。病気判明から2年、レース復帰からわずか7カ月余り。驚異的な回復でトップスイマーに返り咲いたその姿は、白血病を経験したプロアスリートや専門医も「本当にすごい」と心震わせるものだった。
池江選手は2019年2月に急性リンパ性白血病と診断された。当初は化学療法に取り組んだが合併症のため断念し、造血幹細胞移植を受けて同年12月に退院した。プールでの練習を再開したのが20年3月、レースに復帰したのが同年8月末のことだ。
「プールで練習再開して1年ちょっとで派遣記録を突破して五輪に行くというのは、本当にすごい」。バスケットボール3人制の選手の松岡一成さん(31)も骨髄移植で白血病を乗り越えたプロアスリートだ。移植のために7カ月間入院して体力の衰えが激しかったという自身の経験も踏まえて「普通の生活に戻すだけでも大変なのに、この短期間で『世界レベル』を取り戻すのは……。相当大変だったと思う」と驚く様子に実感がこもる。
松岡さんは大学卒業時に複数のプロチームから声がかかる選手だった。一度は就職して趣味でプレーを続けていたが、25歳の時に急性骨髄性白血病を発症。…
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