サッカー元日本代表が工場に 「今、シャッターを作っています」

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文化シヤッター小山工場に勤務する永田充さん=栃木県小山市で2021年2月26日午後4時38分、福田智沙撮影
文化シヤッター小山工場に勤務する永田充さん=栃木県小山市で2021年2月26日午後4時38分、福田智沙撮影

 「今、シャッターを作っています」。動画投稿サイト「ユーチューブ」で意外な告白をした元Jリーガーが工場で働き始めてから、1年が過ぎた。守るべきものは味方のゴールから家へと変わり、作業服姿も板についてきた。第二の人生を踏み出す葛藤や将来ビジョンを尋ねた。

 大手総合建材メーカー「文化シヤッター」の小山工場(栃木県小山市)で正社員として働くのは、J1の柏、新潟、浦和でリーグ戦272試合に出場した永田充さん(38)。静岡学園高からJリーグに飛び込み、守備のスペシャリスト、センターバックとして長年活躍した。ジーコ監督時代の2003年とザッケローニ監督時代の10~11年には日本代表に選ばれ、2試合に出場。J2東京ヴを経て19年は関東リーグ1部の東京ユナイテッドでプレーした。

 Jリーグの舞台で得た快感を求め、自ら売り込んでJ2栃木の入団テストに挑んだが契約には至らず。「妻と3人の子どもにも心配をかけている。まだできると思ったけれど、要らないと判断されれば一線を退くべきかな」と20年2月、18年の現役生活を終えた。

 第二の人生へ、静岡市内で製造業のコンサルティング会社を営む父に相談した。関心がある分野だけに「俺の下で勉強しろ」との答えが返ってくると期待したが、「サッカーしかやってきていないお前には無理だよ。いったん自分の力で製造の勉強や、経験していないことをしてこい」と突き放された。

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