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総務省幹部接待問題 片山さつき氏に聞く 狭い業務、官民近接招く 法令順守の意識低く、人材の強化が急務

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インタビューに答える自民党の片山さつき参院議員=東京都千代田区で2021年3月22日、内藤絵美撮影
インタビューに答える自民党の片山さつき参院議員=東京都千代田区で2021年3月22日、内藤絵美撮影

 年明け以降、東北新社とNTTによる総務省幹部への接待問題が永田町を揺さぶっている。かつて旧大蔵省が接待汚職問題で大バッシングされた時代、同省の女性官僚だったあの人、自民党の片山さつき元地方創生・女性活躍担当相(61)に「官僚と接待」について話を聞いてみたくなり、永田町に足を運んでみると――。

 「20年以上前に役人としてあの接待汚職事件を経験していますし、言いたいことはたくさんありますよ」。片山さんはこう切り出し、話し始めた。

 旧大蔵官僚が検査情報を金融機関に漏らす見返りに「ノーパンしゃぶしゃぶ」などの過剰接待を受け、4人の有罪判決が確定した事件のことだ。発覚したのは1998年。片山さんは当時、旧大蔵省の企画官兼債権等流動化室長。「事件後、省内では意識改革が徹底され、(民間企業との)食事はほぼできなくなった」と言う。翌99年に理財局国有財産総括課企画官としてNTT株の売り出しなどを担当した際には、「NTTの担当役員は、(旧大蔵官僚とは)飲めやあれやはできなくなったので、昼間はしょっちゅう役所にいる私のところに会いに来ていました」。

 元大蔵官僚ゆえに「財務のエキスパート」の印象が強いが、実は総務行政を熟知している人だ。官僚時代にはNTTや日本郵政と接点があり、政治家転身後の2012~13年の第2次安倍晋三内閣で総務政務官を務めている。

 片山さんによると、そもそも組織としての総務省の人材配置のやり方に問題があった。自治省、総務庁、郵政省の統廃合で生まれた総務省では、特に旧郵政省は2007年の郵政完全民営化後、放送と通信分野のみで人材をグルグル回していたらしい。…

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