介護虐待、密室の闇 進む認知症、仕返しの恐怖…見えぬ実態

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 行政が確認した介護施設職員による高齢者虐待の件数が毎年増え続けている。相談窓口の周知が進んだことなどにより隠れていた問題が顕在化したとみられるが、それでも明るみに出たのは氷山の一角に過ぎないという。虐待を証明するハードルが高く、被害者が高齢や認知症の進行などのために詳しい被害状況を証言できなかったり、密室状態になりやすい施設内で目撃者がいなかったりするためだ。家族や関係者が虐待の疑いを感じ取った場合、どうすればいいのか。専門家に対応方法を聞いた。

 関東地方に住む男性はある日、父親が入所する特別養護老人ホームから「皮膚の病気の疑いがあるので病院に連れて行ってください」と連絡を受けた。病院の検査では胸が赤紫色に腫れ、複数の骨折が見つかった。「虐待だ」と直感した。

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