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「傷」だらけの東京五輪 北朝鮮不参加「ドミノ倒し」懸念も

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西日を浴びる五輪マーク=東京都新宿区で、小川昌宏撮影
西日を浴びる五輪マーク=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

 新型コロナウイルスによる東京オリンピックへの逆風が止まらない。北朝鮮が感染から選手を守るためとして五輪に参加しない方針を明らかにした。国際オリンピック委員会(IOC)に加盟する206カ国・地域のうち、不参加を表明したのは今回の北朝鮮が初めて。関係者からは「ドミノ倒し」を懸念する声も上がる。

延期の再現「連鎖生まれぬよう」

 感染状況の悪化に伴い、開催準備は厳しさを増している。政府、大会組織委員会、東京都の3者は3月、IOCなどとの協議で海外からの観客の受け入れを断念することを決めた。それでも今夏の開催に懐疑的な声は根強く、機運を高めるはずの聖火リレーも、14日の大阪市内の公道での実施が中止される方向となった。

 さらに、ここに来て選手への影響も出てきた。国際水泳連盟(FINA)は2日、東京などでの五輪最終予選の日程の見直しを発表したばかり。追い打ちをかけるように北朝鮮が不参加を表明したことになる。IOC関係者は「ドミノ倒しの可能性がないとは言えない。連鎖が生まれないことを願うしかない」と懸念を示す。

 昨年3月の延期決定の際は、米国やカナダ、ブラジルなどの国内オリンピック委員会(NOC)から予定通りの五輪開催は難しいとの声が相次いでいた。選手派遣の権限を持つ…

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【東京オリンピック】

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