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震災10年・首長に聞く

東日本大震災からまもなく10年。被害が大きかった自治体の首長に、復興の進捗や直面する課題などについて聞きました。

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震災10年・首長に聞く

室井照平・会津若松市長 復興、地道に根気強く 食のブランド化、品質アピール /福島

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室井照平・会津若松市長=福島県会津若松市の同市役所で2021年2月4日、三浦研吾撮影
室井照平・会津若松市長=福島県会津若松市の同市役所で2021年2月4日、三浦研吾撮影

 ――10年で復興はどこまで進んだと考えるか。

 原発事故直後は、会津産というだけで避けられるケースもあったが、近年は首都圏の消費者にも会津産農産物の安全性について一定の理解を得られていると考えている。風評被害については、緩やかな回復をしてきたと感じている。2014年度からは、季節ごとに地元農産物をテーマとしたメニューの開発や販売を行う「あいづ食の陣」を展開して、農産物の地域内利用拡大と食の魅力発信に努め、会津の食のブランド化を図ってきた。

 ただ、震災から10年たつ頃には、もっと風評被害が無くなっているかなと思っていた。ゼロではないことについては、やはり根強いのだなと思っているが、応援してくれている人も多い。今では、復興支援ではなく、味や品質の良さを理由に購入される方も多くなっていると聞いているので、品質の良さをアピールしていきたい。

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