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私が思う日本

東京に駐在する外国メディアの特派員たちが見た日本の姿を伝えます。

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学校制服の古めかしい魅力と現実遊離 変革迫られる日本

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「昭和な雰囲気が好き」とカフェ・トロワバグでくつろぐルモンド紙東京特派員のフィリップ・メスメール記者=東京都千代田区で2021年3月23日、梅村直承撮影
「昭和な雰囲気が好き」とカフェ・トロワバグでくつろぐルモンド紙東京特派員のフィリップ・メスメール記者=東京都千代田区で2021年3月23日、梅村直承撮影

 東京に駐在する外国メディア特派員の目に、私たちの社会はどう映っているのだろうか。韓国、フランス、米国、バングラデシュの個性豊かな記者たちがつづるコラム「私が思う日本」(原則日曜日に毎日新聞デジタルに掲載)。第2回はルモンド紙(フランス)のフィリップ・メスメール東京特派員が、日本の学校教育と多様性について取り上げる。

ルモンド紙 フィリップ・メスメール東京特派員

 日本の新学期の季節がやってきた。好天に恵まれた生徒は桜の花に彩られた春の陽光の下で、そして、ほぼ全ての生徒たちは20世紀初頭から日本に根付く伝統の下、制服姿でこの日を迎える。

 制服はこの国において、郷愁を誘う古めかしい魅力を持つ。それは、統制を強めたり弱めたりすることによって社会を統合させ、否定的な言葉や異論、さらに個性を口にできないようにしてしまう道具になりがちだ。

 だが2021年の春、この伝統は、かつてないほど…

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