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独自指標で「間違いなく第4波」積み重ねた1年のデータ、医師明言

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新たな指標について説明する神奈川県の阿南英明・医療危機対策統括官=横浜市中区で2021年4月6日午前11時30分、中村紬葵撮影
新たな指標について説明する神奈川県の阿南英明・医療危機対策統括官=横浜市中区で2021年4月6日午前11時30分、中村紬葵撮影

 神奈川など1都3県の新型コロナウイルス緊急事態宣言が解除されてから2週間あまりが過ぎた。神奈川県内の新規感染者数は1日あたり100人程度で推移しているが、県のコロナ対策をまとめる医師の阿南英明・県医療危機対策統括官は毎日新聞のインタビューに「もう第4波に入った。片足を突っ込んでいる」と明言する。根拠とするのは、この1年で積み重ねたデータに基づいて独自に作り上げた新たな指標だ。新規感染者に占める若い世代と高齢者の割合が、今後の動向をつかむ鍵になるという。阿南氏にこの指標の意義と第4波の特徴を聞いた。【聞き手・中村紬葵】

 ――新しい指標はどのような指標か。

 ◆これまでよりも早く感染拡大の兆候をつかむことができる。新規感染者数に占める20~30代の若い世代の割合が増えると、数週間遅れて全体の感染者数が増える。「若い人に感染が広がると全体の感染者数が増える」というこれまでの仮説を、年代別に分析することで立証できた。

 ――指標はどのように見るのか。

 ◆2020年6月や9~10月ごろに、若い世代と高齢者の割合の折れ線グラフが離れた。その後、7~8月ごろにかけての第2波と12月~21年1月の第3波が起きた。つまり二つのグラフが離れることは感染拡大の初期段階にあることを示していて、そこから遅れて全体の感染者数が増加する。感染者数が増える前に兆候を知ることができるので、準備や対策をより早くとることができる。

 ――3月ごろから再び二つのグラフが離れる。

 ◆感染拡大初期の兆候であり、間違いなく第4波に入った。もう片足を突っ込んでいる。注意したいのは、…

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