「漫画村」元運営者に懲役4年6月求刑 判決は6月2日 福岡地裁

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福岡地裁などが入る庁舎=福岡市中央区六本松で2018年8月20日午後4時24分、平川昌範撮影 拡大
福岡地裁などが入る庁舎=福岡市中央区六本松で2018年8月20日午後4時24分、平川昌範撮影

 海賊版サイト「漫画村」(閉鎖)に人気漫画を無断掲載したとして著作権法違反などに問われた元サイト運営者の星野路実(ろみ)被告(29)の公判が7日、福岡地裁(神原浩裁判長)であり、検察側は懲役4年6月、罰金1000万円、追徴金6257万円を求刑した。弁護側は同法違反に当たらないなどと主張し、結審した。判決公判は6月2日。

 検察側は論告で「他人が苦労した作品で高額な利得を得ており、文化の発展を害した」と指摘。仲間内のやりとりや資金の流れなどから星野被告が首謀者だとして「厳重に処罰すべきだ」と求めた。一方、弁護側は、漫画村は他のサイトが不正に公開した画像を利用者に仲介した形が主で同法違反に当たらず、利益も不正に得ていないと反論した。

 星野被告は最終意見陳述で事件の首謀者ではないと主張。「警察、検察は事実を見ていない」と述べつつ「二度と法に触れることはしません」と語った。

 起訴状によると星野被告は2017年5月、仲間と共謀して人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」と「キングダム」のそれぞれ1話分の画像データを漫画村に無断掲載し、作者の著作権や出版元の出版権を侵害。16~17年にはサイトの広告収入を含む計6257万円を広告代理店に海外口座などへ送金させ、不正な利益を隠すなどしたとしている。【平塚雄太】

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