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変異株感染者「軽快」なら自宅療養 和歌山県が独自基準運用開始

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変異株の感染者の自宅療養について、和歌山県の基準を説明する仁坂吉伸知事=県庁で2021年4月7日午前9時39分、新宮達撮影 拡大
変異株の感染者の自宅療養について、和歌山県の基準を説明する仁坂吉伸知事=県庁で2021年4月7日午前9時39分、新宮達撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で、和歌山県の仁坂吉伸知事は7日、変異株の感染者のうち、一定期間入院して軽快した人については自宅療養とする基準の運用を開始したと発表した。和歌山では全感染者を入院させており、変異株の感染者は期間が延びる傾向にある。仁坂知事は「余裕を持って確保していた病床がパンクする恐れがある」と説明した。

和歌山県庁=黒川晋史撮影 拡大
和歌山県庁=黒川晋史撮影

 無症状者は検体を採取してから10日間、有症状者は発症から15日間が経過し、かつ症状がなくなって72時間たった人が対象で、それぞれPCR検査をして陰性となることが条件。これまでは症状の有無にかかわらず検査で2回連続、陰性となることが退院の条件だった。療養中は血中酸素飽和度を測る装置を貸し出し、検温結果などを毎日、保健所に報告してもらう。再度の検査で陰性が確認されれば自宅療養を解除する。

 県によると、これまでの感染者の調査で、変異株のウイルスの排出期間は、従来株よりも5日間長い13日間ほどという。この基準の導入で、20人程度が7日に退院する見込みという。

 県は現在、病床数を330床で運用。入院患者数は189人(7日昼時点)となり、病床使用率は、国の指標で「ステージ4(爆発感染)」の目安となる「50%以上」を初めて超えた。仁坂知事はさらに感染が広がって病床が逼迫(ひっぱく)した場合、400床への増床確保や、軽症者をホテルなど宿泊施設で療養とする可能性を示唆した。

 一方、仁坂知事は友人らとのカラオケを通じての感染事例が増えているとして、家族以外とのカラオケを当面控えるよう、新たに県民に呼び掛けた。カラオケ店への支援は「状況をみて考えたい」と述べるにとどめた。また県内で9、10両日に迫っている東京五輪の聖火リレーについて、「見に行きたい人はソーシャルディスタンスを保ってもらえたら」と述べた。【新宮達】

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