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大阪の感染急拡大に変異株 専門家「重症者増加のヤマ場これから」

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新型コロナウイルス対策本部会議で話す吉村洋文大阪府知事=大阪市中央区で2021年4月7日午後2時14分、菱田諭士撮影 拡大
新型コロナウイルス対策本部会議で話す吉村洋文大阪府知事=大阪市中央区で2021年4月7日午後2時14分、菱田諭士撮影

 大阪府内の新型コロナウイルスの感染拡大と病床の逼迫(ひっぱく)が、これまでにない速度で進んでいる。7日の府対策本部会議で朝野(ともの)和典・大阪健康安全基盤研究所理事長は「変異株の影響が大きい。大阪では既に(従来株が)変異株に置き換わっていると考えられる。緊急事態宣言も視野に状況を注視すべきだ」、茂松茂人・府医師会長は「(3月1日の)緊急事態宣言解除による行動範囲の多様化が影響しているとみられる」とそれぞれコメントし、危機感を示した。

 府の想定によると、今後も1週間に2倍のペースで新規感染者が増え続けた場合、14日には1426人の感染者が出るとしている。府はその背景に変異株の影響があるとみている。

重症化割合高く、日数も短く

 府が7日までにゲノム解析した変異株は、全て英国株だった。感染性や病原性が強まっている可能性が指摘されており、府の分析では感染者が重症化する割合が高くなるほか、発症から重症化までの日数が短くなる傾向がみられるという。

 関西大の高鳥毛敏雄教授(公衆衛生学)は大阪モデルの赤信号の点灯について「コロナ対策には行政と住民とが同じ気持ちで向き合うことが不可欠だ。その意味で点灯は必要だ」と評価。感染の急拡大については「変異株がこれだけのスピードで広がるとは想定外だったかもしれない。前倒しで緊急事態宣言を解除したのだから、年度替わりに感染が拡大すると考えて手立てを講じておくべきだった。感染者が急増してからあわてても遅い」と指摘し、「感染者の急増に遅れて、来週から重症者増加のヤマ場が訪れ、落ち着くのに5月の連休までかかるだろう」と予想している。【松本光樹、近藤諭】

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