川崎・遠野、300勝つかむ殊勲弾 田中や三笘に「負けられぬ」

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写真はイメージ=ゲッティ

○川崎1―0鳥栖●(7日・等々力)

 川崎が3連勝で、J1通算300勝。途中出場の遠野が決勝点を奪った。

 川崎の22歳、遠野が本来のFWではなく、MFとして投入されたのは後半17分。鳥栖のDF田代がレッドカードで退場となった後だ。そこまでチャンスを作りながら決められず、鳥栖の思い切りのいいプレーもあって嫌な雰囲気も漂っていた。遠野をピッチに送り込んだ鬼木監督の期待は当然、得点にあった。

 「自分の特徴を出してこい」と背中を押された遠野は3分後、ゴール前で縦パスに反応。トラップは失敗したが、転がったボールに素早く反応し、右足を思い切りよく振り抜いた。3月6日の仙台戦以来となる自身J1通算2点目は、チームにJ1通算300勝をもたらす記念のゴールとなり、「相手は1人少ないので、その間に入り込もうとした。チームに貢献できてうれしい」と喜んだ。

 静岡の藤枝明誠高から日本フットボールリーグ(JFL)のホンダFCで3年プレー。昨年、川崎に入ってすぐに当時J2の福岡に期限付き移籍し、チーム最多の11得点でJ1昇格に貢献、1年で川崎に復帰した。身長は165センチと大きくないが、動きの良さと、どんな態勢からでもシュートを決めに行く積極性が持ち味だ。

 川崎の攻撃陣は層が厚い。東京オリンピックを目指す24歳以下日本代表にはMF田中、三笘らがいる。「同じ世代が代表になったことは刺激になる。絶対に負けない気持ちでやっている」。選手のこうした気持ちが川崎の強さだ。【斉藤雅春】

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