中日・勝野、しのいでしのいで先発陣初白星 「楽しく」助言胸に

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○中日3―1DeNA●(7日・バンテリンドーム)

 中日が連敗を3で止めた。

 粘りに粘って、ひそかに狙っていたチーム先発陣の初白星をもぎ取った。中日は12球団で唯一、先発に勝ち星が付いていなかったが、23歳の勝野が5回無失点で今季初勝利。再三のピンチをしのぎ、「走者を出しても楽しむイメージで投げられた」と声を弾ませた。

 五回まで毎回、得点圏に走者を背負う苦しい投球だったが、腕を振って直球を投げ込み、低めのフォークを振らせた。三回1死満塁では宮崎を直球で押し切って二ゴロ併殺打。五回は2死から連続で四球を与えたが、2安打されていた神里を空振り三振に仕留めた。

 オープン戦は3試合に登板して防御率10・80と芳しくなかった。不安な気持ちを変えたのが、コーチや先輩からの言葉だった。「もっと楽しく投げろよ」。登板までの1週間、良いイメージを持ち続け、「次こそやってやるぞと準備をしてきた」という。最後まで重圧に押しつぶされることはなかった。

 三菱重工名古屋から2019年にドラフト3位で入団して3年目。かつて救援で活躍した浅尾2軍投手コーチが背負った背番号41を受け継ぎ、「この番号を汚さない」と気を引き締める。今季は社会人時代のチーム名が再編で消えたこともあり、「自分がやらなきゃいけない」との気持ちも芽生えた。重みのある背番号を譲り受けた責任と、育ててくれたチームへの感謝。二つの思いを胸に飛躍を期す。【細谷拓海】

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