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英投資ファンドによる買収提案が明らかになった東芝は、経団連会長など財界トップを輩出してきた名門企業。ところが、創業140年を迎えた2015年に不正会計が発覚して以降、相次ぐ不祥事で信用を落としてきた。主力事業を次々に切り売りする事態に追い込まれ、稼ぎ頭を失って成長の種に乏しい東芝。今回の買収提案が何をもたらすのかはまだ見えていない。
東芝は、08年のリーマン・ショックに伴う世界的な不況に直面し、経営トップがなりふり構わぬ「利益至上主義」に突き進んだ。「チャレンジ」と呼ばれる過剰な業績改善要求を事業部門に突きつけ、利益水増しを繰り返した。
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