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介護現場のICT活用、進展は

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見守りセンサーが設置された居室の様子を端末の画面越しに確認する職員=好日苑大里の郷提供
見守りセンサーが設置された居室の様子を端末の画面越しに確認する職員=好日苑大里の郷提供

 介護現場で常態化する人手不足。その解消に向けた切り札として国が期待を寄せるのがICT(情報通信技術)の活用だ。これまでも人の負担を減らすために導入する事業所もあったが、昨年以降の新型コロナウイルスの感染拡大が流れを後押しした。4月に改定された介護報酬でも手厚く配分された。

 ●見守りセンサー

 改定を通じて国が特別養護老人ホーム(特養)などで活用を促す施策の一つが、入所者の様子を機械で検知する「見守りセンサー」だ。導入を進めた上で、夜間に一定の職員を配置した事業者が上乗せで受け取る報酬の基準を緩和する。

 北九州市の特養「好日苑大里の郷」では2019年度以降、全居室に高齢者がベッドから離れた時や、脈拍や呼吸などの状況を把握できる2種類のセンサーを導入している。施設によると、夜間の見守りに要する時間は4分の1に減った。夜間に職員が居室に立ち入る機会が減ることで入居者の睡眠が確保され、日中に職員とコミュニケーションを取る時間が増えたという。導入前に3人いた夜勤職員は2人で済むようになり、職員も有給休暇…

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