また一緒にやろう 仲間との日々胸に、競技継続 筑波大付視覚特別支援学校フロアバレー部 酒谷琉偉(18)

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慣れ親しんだ体育館でスパイクの練習をする酒谷琉偉=東京都文京区の筑波大付属視覚特別支援学校で2021年3月16日午後5時27分、谷口拓未撮影
慣れ親しんだ体育館でスパイクの練習をする酒谷琉偉=東京都文京区の筑波大付属視覚特別支援学校で2021年3月16日午後5時27分、谷口拓未撮影

 3年間を締めくくる卒業式は、わずか20分ほどで幕を閉じた。同期と別れを惜しむ時間すらほとんどなかったのがもどかしい。3月15日、東京都文京区にある筑波大付属視覚特別支援学校。フロアバレーボール部3年の酒谷琉偉(るい、18歳)は「僕はここにいる。またみんなで体育館でプレーすることもできる」と胸に手を当てた。かけがえのない同期に思いが届くと信じて。(所属学年は当時)

 チームスポーツに憧れていた。青森県むつ市生まれ。網膜分離症と診断され、視力0・1未満の弱視だったが、小中学校は一般校に通った。中学ではバレーボール部に入部。だが、ボールが照明の光と重なると、行方を見失ってしまう。まともにプレーできるはずがなかった。「主力にはなれない。ボール拾いをするしかない」。2年生の夏、弱視の影響が少ない陸上部に転部した。「スポーツができるだけいい」と割り切っての決断だったが…

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