体内のワイヤ抜き忘れ、患者死亡 医師を在宅起訴 大阪地検

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
大阪地検が入る大阪中之島合同庁舎=大西達也撮影 拡大
大阪地検が入る大阪中之島合同庁舎=大西達也撮影

 大阪府寝屋川市の寝屋川生野病院で2017年、肺炎などで入院中だった男性が体内にカテーテル(管)のワイヤを放置され、転院先で死亡した事故で、大阪地検は8日、手術でワイヤを挿入した鎌田振吉医師(73)を業務上過失致死罪で在宅起訴したと発表した。3月30日付。

 鎌田被告は寝屋川生野病院で勤務していた17年11月、入院していた鈴木博さん(当時69歳)の体内に栄養補給用の管を挿入する手術で約1メートルのワイヤを抜き忘れ、18年2月に転院先の病院で死亡させたとして大阪府警に書類送検された。

 地検は、手術後に実施された計8回のレントゲン検査でワイヤの陰影を確認していたのに処置を怠った過失は重いと判断し、起訴したとみられる。鈴木さんの遺族は取材に、「法廷の場で全てを明らかにしてほしい」と話した。

 一方、転院先でワイヤの除去手術をした男性医師(49)も書類送検されたが、地検は容疑不十分で不起訴処分にした。【山本康介】

あわせて読みたい

注目の特集