「焼き芋」自動販売機が出現 アルミ缶入り 宮崎

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缶から取り出した焼き芋入りパックを手にする農福産業の松岡さん=宮崎県都城市上川東3で2021年4月8日午後3時44分、一宮俊介撮影 拡大
缶から取り出した焼き芋入りパックを手にする農福産業の松岡さん=宮崎県都城市上川東3で2021年4月8日午後3時44分、一宮俊介撮影

 全国でも珍しい焼き芋自動販売機が8日、宮崎県都城市上川東3の国道10号沿いに登場した。農業と福祉をつなげる同県日向市の「農福産業」の事業。障害者が日向市や同県延岡市の工場で芋焼きや缶詰めに従事し、収益の一部を得るシステムだ。他に大分市の東九州道大分松岡パーキングエリアにも3月に設置したという。

 児玉雄二社長(66)が亡き父から受け継いだ約1ヘクタールの農地の活用を考えるうち、「焼き芋を自販機で売れば人件費がかからずに雨の日でも障害者が働ける」と思いついた。自販機販売会社「サンキー」(鹿児島市)の協力で専用機を製作した。

 見かけは普通の自販機で、お金を入れてボタンを押すとベニハルカの焼き芋を包んだパック入りアルミ缶が取り出し口から出る。温かいものと冷たいものを選べ、レギュラー(190グラム)500円、ハーフ(110グラム)400円。空き缶は再利用するため、自販機横の回収ボックスに入れてもらう。

 農福産業の営業担当、松岡淳(すなお)さん(66)は「賞味期限は1年あり、保存食や贈り物にも使ってもらえれば」と期待している。【一宮俊介】

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