リニア着工 大井川流域の首長、有識者会議お墨付きにノー

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国土交通省の有識者会議について「着工の結論を出すかのような議論は間違い」と指摘した染谷絹代・静岡県島田市長(右から2人目)ら流域首長=島田市役所会議棟で2021年2月21日午後5時49分、山田英之撮影
国土交通省の有識者会議について「着工の結論を出すかのような議論は間違い」と指摘した染谷絹代・静岡県島田市長(右から2人目)ら流域首長=島田市役所会議棟で2021年2月21日午後5時49分、山田英之撮影

 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の有識者会議(座長、福岡捷二・中央大研究開発機構教授)で、大井川の水問題の議論が大詰めを迎えようとしている。第10回有識者会議で示された中間報告案は、条件を付けたうえで工事をしても中下流域への影響は小さいと読み取れる表現になっている。しかし、有識者会議が着工にお墨付きを与えることに、流域の首長はノーを突きつけている。【山田英之】

 3月22日に公表された中間報告案は、工事中の一定期間、山梨県側に流出するトンネル湧水(ゆうすい)について「(静岡県側への)全量戻しとはならない」と明記。一方で、静岡工区内で発生する他の湧水を戻せば「椹島(さわらじま)地区(静岡市北部)付近より下流側の河川流量は維持される傾向にある」とした。

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