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負傷、屈辱… 王者・内村航平 苦悩を越えてたどり着いた新境地

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東京オリンピックへの苦悩の日々を振り返る体操の内村航平=東京都品川区で2021年3月17日、梅村直承撮影
東京オリンピックへの苦悩の日々を振り返る体操の内村航平=東京都品川区で2021年3月17日、梅村直承撮影

 弱音、葛藤、苦悩……。体操男子の絶対的な王者として五輪の舞台で輝き続けてきた内村航平(ジョイカル)だが、舞台裏では意外な表情を見せてきた。東京オリンピックを目指す途上で、自ら道を切り開き、たどり着いた新境地がある。

 「(東京五輪の出場は)夢物語」。6種目で争う個人総合、団体総合の2冠に輝いた2016年リオデジャネイロ五輪以降、内村は長く苦しんでいた。

 17年世界選手権では左足首の靱帯(じんたい)を負傷して途中棄権し、前人未到の世界選手権の連覇記録も6で止まった。19年は両肩痛に苦しみ、全日本選手権で05年以来の予選落ちの屈辱を味わった。王者から諦めにも似た言葉が飛び出したのは、この時だ。

 その後も肩の傷は癒えず、内村は20年2月、種目別の鉄棒に絞り、スペシャリストとして東京五輪を目指すことに決めた。「キング・オブ・ジムナスト(体操の王者)」の称号を長くほしいままにし、「6種目やってこそ体操」との信念を持ち続けてきた内村にとって、簡単な決断ではなかった。

 鉄棒に絞ったことで肩の痛みは和らぎ、以前のように練習も積めるようになった。持ち前の探究心も取り戻した。取り組んだのが、…

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