特集

東京オリンピック

東京オリンピックに関する特集ページです。

特集一覧

渡部香生子「恩返しを」 3大会連続代表 「復活」誓う東京切符

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
女子200メートル平泳ぎ決勝を制し、同種目でも東京五輪出場を決めた渡部香生子=東京アクアティクスセンターで2021年4月8日、宮間俊樹撮影 拡大
女子200メートル平泳ぎ決勝を制し、同種目でも東京五輪出場を決めた渡部香生子=東京アクアティクスセンターで2021年4月8日、宮間俊樹撮影

 東京オリンピックの代表選考を兼ねた競泳の日本選手権第6日は8日、五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われた。女子200メートル平泳ぎ決勝は、渡部香生子(24)=JSS=が2分23秒04で大会3連覇を果たし、100メートルに続く2冠を達成。100メートル平泳ぎに続いて代表入りした。

 2種目で東京五輪出場を決めても、渡部は浮かない表情。それは3度目の五輪への覚悟の裏返しだった。「五輪に行くだけではだめ。メダルをとれるチャンスだと思うので無駄にしないよう、悔いのないように練習したい」。狙っていたメダル圏内の2分22秒台を出せなかったことへの反省が口をついた。

 五輪で力を発揮する難しさを身をもって知っている。彗星(すいせい)のごとく現れ、2012年ロンドン五輪に日本選手団最年少の15歳で出場したシンデレラガールは、15年世界選手権200メートル平泳ぎで金メダルを獲得。16年リオデジャネイロ五輪で競泳女子のエースとして期待を集めた。だが、世界選手権金メダルで早々と五輪代表に決定して以降、「自分が代表でいいのか」と思い悩み、リオ五輪で200メートル平泳ぎは準決勝敗退に終わった。

 その結果を引きずるかのように17年の世界選手権は代表落ち。18年ジャカルタ・アジア大会で金メダルを獲得したが、19年世界選手権で再び代表落ちを経験するなど好不調の波が激しいシーズンが続いた。「結果が出なかった時は苦しくて何回もくじけそうになった」。何度も「やめようかな」と思った。

 それでも「結果を出せなかった悔しさが、苦しいという思いに勝っていたので、ここまで諦めずに来られた」と渡部。「たくさんの方々の支えがあったから。恩返しの気持ちを伝えられるようなレースをしたい」と感謝の気持ちを胸に、3度目の五輪に挑む。【倉沢仁志】

【東京オリンピック】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集