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新型コロナウイルスの英アストラゼネカ製ワクチンについて、国内製造を担う製薬会社「JCRファーマ」(兵庫県芦屋市)の芦田信会長らが取材に応じ、受注に至る経緯や今後の見通しなどを語った。既にワクチン原液の製造や出荷を始めており、芦田会長は「国民の期待に応えたい」と話した。
未経験、当初断る
芦田会長らによると、アストラゼネカから打診があったのは2020年3月。JCRファーマの細胞培養技術が生かせることや、同年7月に稼働予定の新工場で製造できる可能性を指摘されたという。
46年前の創業以来、希少疾患の治療薬を作ってきたが、これまでワクチン製造の経験はなく、当初は断った。しかし厚生労働省の意向もあり、「できることはやらないといけない」と7月に受注を決めた。
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