息災祈る心、今も昔も 魔よけ厄よけ特別展 土器など史料16件35点 市歴史民俗博物館 野洲 /滋賀

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御上神社(野洲市三上)に伝わる、厄よけのため建物に付けられた木製の鬼板=同市辻町の滋賀県野洲市歴史民俗博物館で、礒野健一撮影
御上神社(野洲市三上)に伝わる、厄よけのため建物に付けられた木製の鬼板=同市辻町の滋賀県野洲市歴史民俗博物館で、礒野健一撮影

 野洲市に伝わる、古代から現代までの魔よけや厄よけの風習を紹介する特別展が、市歴史民俗博物館(同市辻町)で開かれている。新型コロナウイルス感染拡大で、疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」が全国的に広まったように、疫病や災害の終息を祈る心は今も昔も変わらないことを示す16件35点の史料が並ぶ。5月30日まで。

 小篠原遺跡(同市小篠原)から出土した馬形の土人形「土馬(どば)」(飛鳥時代)は、後ろ脚の一部が欠けている。祭祀(さいし)に使った際、災厄を背負ってもらうため意図的に脚を折ったとみられる。下々塚(げげづか)遺跡(同市小篠原)出土の「墨書人面土器」(奈良時代)には、ユーモラスさも感じさせる顔が4面描かれている。顔は疫病神とも考えられ、土器に息を吹き込んでふたをし、川に流すことで災厄の終息を願ったとい…

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