連載

金言

欧州総局長、外信部長などを歴任した小倉孝保論説委員のコラム。

連載一覧

金言

今、響く少女の訴え=小倉孝保

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 <kin-gon>

 一昨年9月、ニューヨークの国連本部に乗り込んだグレタ・トゥーンベリさんが環境保護を訴え、聴く者の心を打った。当時16歳だった。その107年前にもニューヨークで、16歳の少女の訴えが話題になったことがある。

 中国・広州生まれのメイベル・ピンファ・リー(李彬華)は1905年、家族と共に9歳で渡米した。12年5月、ニューヨークで女性たち約1万人が参政権を求め行進した際、彼女は愛馬にまたがり参加している。

 リーが注目されたのは年齢のためだけではない。当時、米国は中国人排斥法により、中国系住民の権利を厳しく制限していた。そうした状況で運動に加わる彼女を、多くのメディアが取り上げた。

この記事は有料記事です。

残り716文字(全文1016文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集