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センバツと投球数制限 投手の負担減、着実に=藤田健志(大阪運動部)

第93回センバツ準決勝・四回途中で中京大中京の先発・柴田(左)と交代する畔柳=阪神甲子園球場で3月31日、藤井達也撮影
第93回センバツ準決勝・四回途中で中京大中京の先発・柴田(左)と交代する畔柳=阪神甲子園球場で3月31日、藤井達也撮影

 第93回選抜高校野球大会は東海大相模(神奈川)が10年ぶり3回目の優勝を果たし1日に閉幕した。新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年の第92回大会が中止され、2年ぶりに開催されたセンバツ。大会が終盤に進むにつれて話題を集めた1週間500球以内の投球数制限の運用について考えた。

けがの予防へ意識も高まり

 20年春から運用が始まった高校野球での投球数制限。昨年は夏の全国選手権も中止されたことで、トーナメント大会の甲子園では今回が初導入となった。甲子園初適用の可能性として注目を集めたのが、ともに3月31日の準決勝に進出した最速148キロの天理(奈良)の達孝太(3年)と、最速151キロを誇る中京大中京(愛知)の畔柳亨丞(くろやなぎきょうすけ)(3年)の両投手だ。一人のエースが全試合を投げ抜くイメージが強かったかつての高校野球のように、準々決勝までほぼ一人で投げ抜いてきた2人だが、登板した日程が着目された。

 天理は1回戦が20日、2回戦が25日で、1週間の運用に照らし合わせれば、達は25日以降の球数がカウントされ、準決勝を前に投球数は298球になる。一方で、中京大中京は出場32校で最も登場が遅く、1回戦が天理の2回戦と同じ25日。そのため、畔柳の投球数は379球になった。ともに同じような投球内容をたどりながら、日程による違いで異なる運用になり、日本高校野球連盟の小倉好正事務局長は「日程で不公平感が生…

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